東屋 / 藍九谷プチ印手
¥2,475
4.9点 / 20件のレビュー投稿
見覚えのある、 あのキャラクター限定出没 今日はどの柄を使おう、どの柄がでてくるだろう、そんな楽しみもある東屋のプチ印手。スコープ事務所でも、お客さんからお菓子を頂けば、和洋どちらでもいける雰囲気だからか、プチ印手が使われることが非常に多いです。そのプチ印手シリーズに新柄?が登場するという話から、呼ばれて飛び出てきましたのが意外や意外!馴染み深いあのキャラクター!擂鉢片手に大豆スリスリ、味噌を作るの得意なマルコメ君じゃないですか〜。1854年安政元年に創業した長野の会社、マルコメ株式会社。味噌を中心に即席みそ汁や糀甘酒といった発酵食品の販売で、それはそれは有名です。そしてそのメインキャラクター、マルコメ君は僕達にとっても非常に身近な存在、子供のころ坊主頭にすれば、必ずマルコメ君と呼ばれてましたからね。そのマルコメ社が、新潟の魚沼に米糀の工場を作ることとなり、そこに併設されるショップで取り扱うオリジナル商品の一つとして、この東屋のプチ印手は制作されました。マルコメ君を使った商品というのも、ここ数年は一切販売されていないそうですから、久々のマルコメ君アイテム!アツい!そして今回採用されたのが初代マルコメ君という点にも注目です。昭和30年代に登場した初代マルコメ君(初代は擂鉢を持っています。今はお椀。)が、キャラクター商品に採用されるのは、おそらく初めてではないか?ということです。少しレトロな雰囲気もある初代マルコメ君、手挽きした皿に古いスタンプが捺され作られるプチ印手のシリーズとも雰囲気バッチリ!非常にしっくりきています。そんなプチ印手のマルコメ君は、2019年に開業しましたマルコメの魚沼工場、『魚沼醸造』と、スコープでのみ購入可能という、なんだか少し不思議な状況となっております。お味噌汁の味見専用皿に一枚いかが?もちろん味噌はマルコメ味噌!どうぞ皆様のご家庭に初代マルコメ君! 上から マラソン、テディ、風車、ブドウ、イチゴ 東屋商品の中で一番可愛い食器 遅ればせながら取扱を開始 数年前、東屋で新商品と紹介された小さな皿、和食器のようでもあり、洋食器のようにも見える佇まいは、かっちりとした物が多い東屋には珍しく、なんとも可愛らしいものだった。真っ白な磁器に惚けたような小さなスタンプ、自然と「買うならどれかな…」と、お気に入りの柄を探し始める自分がいた。実際のところは、紹介されたにも関わらず、生産がままならない、という理由で取扱い希望は却下されたのだが…。ところが、この度、回り回って、巡り巡って、スコープでも扱えることとなった。それは突然東屋の社長から、「なんでこれやってくれてないの?」と尋ねられるという、少々理不尽とも言える切替しではあったが、まあこれにてお目当てを入手することもできるわけだし、社内女子スタッフからも「他のお店で買わずに済んだ」と、大いに感謝されたのだから、良しとすることにしよう。 テディ 和なのか洋なのか? そんな不思議をひも解いてみる。 原料は石川県小松市で採れる花坂陶石、型は古い九谷焼を手本にし、手挽きで作られる皿。すっきりとした形ではあるけれど、人の手の温かみを感じるのは、こういった部分からだろう。また、この皿の小さくも大きなポイント、真ん中に捺された図柄。一見スタンプの様にポンポン捺されているのかと思うけれど、どうやらそんな単純なものではないらしい。焼成前の皿にこの石膏型を捺し、その凹んだ部分に呉須(青い顔料)を流し入れ、釉薬をかけ焼成しているのだそうだ。さらにひっくり返し裏面を見てみると、きりっとした高台の内と外には清々しい輪線がスッと引かれている。大量生産をするならば、真っ先に排除されるような手間のかかる細かな技が、この小さな皿にはいくつも詰まっている。ということはつまり、当然それほど多くを生産するのは難しい、ということになる。月に各柄20枚程度が限界、ということだから、特に人気柄は手に入れるのが難しくなりそうだ。さてこの皿、本体は国産の原料を使い、九谷で作られる純日本モノ。しかしどこか洋の雰囲気があるのは何故だろう…。その答えは真ん中に捺された10の柄。これはもともと、フランスの蚤の市で売られていた、アンティークのゴム印を基に作られたものというから、まったくエスプリが効いている。洒落た香りが漂う秘密はここにあり、というわけだ。和なのか洋なのか?手にするものに謎かけするようなこの皿は、日本らしいものづくりに加わる、密やかな洋のエッセンスがそのタネとなっているのだった。 木馬 マジメきっちりの中にひょっこりガーリー スコープ好みのテーブルでも活躍。 このシリーズは、サイズも使い勝手が良い。東屋の印判小皿より一回り小さいがまっ平らではなく、周りが立ちあがり真ん中にむかって緩やかに凹んでいる形だから、醤油やタレ類を入れるのならこちらの方が広がらず使いやすいし、おフランスの要素が入っているおかげで、和の食卓だけでなく、洋のテーブルでも大いに活躍してくれるのはポイント高し。オリーブオイルや塩を入れてテーブルにサーブしたり、チーズやナッツ、細かなつまみをのせたりと小皿の出番は意外に多いから、そんな時はこれに手が伸びる。そして真鍮のお盆や木の道具、宙吹きのガラスなど、いろんな素材が並ぶスコープ好みのテーブルにもちゃっかり仲間入りし、にぎやかに密度を高めてくれる。またお茶を飲む際、ちょっとしたお菓子をのせるというのもいい。食べ終わった後にひょっこり小さな柄が現れる、そんな仕掛けもまた楽しく、一時を盛り上げる切欠になる。和と洋、古いと新しい、可愛らしさとキリリ、小さいながら、いろんなベクトルの魅力を持ち合わせたプチ印手シリーズ。それは手に取るものにいろんな想像を巡らせ、大いに楽しませてくれる。それは真面目なもの作りの中に垣間見える、お茶目な部分が大きな魅力である、東屋社長とも通じる部分があり、知れば知るほど東屋らしい食器だなと、そんな気がしてくるのだった。 text: スタッフ 成戸 スペック 材質 磁器(花坂陶石、石灰釉、呉須) 寸法 約φ105xH20 mm / 約80g 生産 Made in Japan 備考 電子レンジ ○ / 食器洗浄器 ○ 購入前に確認ください ・ 陶磁器製品に共通して見られますが、小さな黒点やピンホール、多少のがたつきはどれにもあり、良品としています。
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ブランド | scope version.R |
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